社員ブログ

古瀬戸珈琲店 ― 静寂を味わう午後

投稿者:社員Y.H(女性) 投稿日:2025年10月25日 カテゴリー:取材 社員の日常

神保町で味わう、穏やかな午後の一杯 神保町駅からほど近く、静かな通り沿いにあるビルの2階。

看板を頼りに細い階段を上っていくと、そこに現れるのが「古瀬珈琲店」。

木の扉を開けると、街のざわめきがふっと消え、 ゆっくりと時間が流れる穏やかな空間が広がります。 店内はアンティーク調の家具が並び、 クラシックが静かに流れる落ち着いた雰囲気。

大きな窓から差し込む自然光が、カップの縁を柔らかく照らし、 まるで時間が止まったような安らぎを感じます。

カウンター席では常連さんが静かに本をめくり、 それぞれの午後を過ごしていました。

実食レポート:カフェオレ(720円)

今回注文したのはカフェオレ(720円)。

注文を受けてから丁寧に淹れられるコーヒーは、香りからして豊か。

白い厚手のカップに注がれたカフェオレは、ふんわりとしたミルクの泡が美しく、 飲む前から心が和むような一杯です。

ひとくち飲むと、コクのあるコーヒーの苦味とミルクのまろやかさが優しく重なり、 まるで“静けさを飲む”ような穏やかな味わい。

熱すぎず、ぬくもりがちょうどよく、 思わず深呼吸したくなるようなリラックス感に包まれます。

「派手さよりも、丁寧な一杯を」。 そんな店の想いが、カフェオレの優しさに込められているようでした。

本と珈琲、そして静けさの時間 古瀬珈琲店は、賑やかな神保町の中でもひときわ落ち着ける“静かな避難所”のような存在。

本の街らしく、棚には文学書やエッセイが並び、 お気に入りの一冊を片手に過ごす午後が似合います。

2階という少し特別な場所にあるからこそ生まれる“距離感”と“安心感”。

窓辺でカフェオレを味わいながら、 忙しさを忘れて、心を整える時間をくれる――

そんなやさしさに満ちた喫茶店です。